<風水家相鑑定の例>
それでは例題を挙げて実際に診断してみましょう。
① 風水家相盤(遁甲家相盤)による診断
例題として、2005年に建てられた、門が(甲・卯=東)に向いていて玄関も(甲・卯=東)に向いている(又は門が無く玄関が東を向いた)上図の様な家の2004~2023年までの家相図は以下の様になります。
赤の文字で示した部分は凶門及び凶格です。
玄関が位置する方位は家の中心からみて東になりますが盤の東をみますと、天盤と八門の組み合わせが甲‐死になっています。
身分や地位の大転落をまねき、命さえ危うくなる。―大凶
家相の変化
同じ家であっても2024~2043年の家相は以下の様に変化します。
赤の文字で示した部分は凶門及び格局です。
玄関が位置する東の方位を診ますと、天盤と八門の組み合わせは甲‐生になっています。
<甲‐生の表す象意>
勢いよく地位や身分が向上し、高い地位に就く。―大吉
このことから、この家に住まわれる人々の運気が2024年からは180°変化して、飛躍的に上昇し、その運気が2043年迄続くことが予想されます。
②門の向いた方位による診断
甲と卯の範囲(67.5~97.5°)には64掛の中の6掛が含まれていて、その掛の呼び方と家相に関して暗示する意味は、下記の通りです。
雷火豊(67.5~73°)―この場合、家族の中の女性が家運を維持していくことになる。
財運もあり、智徳に秀でた子孫が生まれる相である。
離為火(73~79°)―この場合、家運は順調で財運もあるが、純陰に属するため、家族の男性
に災禍が降りかかる恐れがある。若くして急死することもあるので注意が必要。注意すべき病気は
肺結核、喉の病気、眼病、頭痛、吐血など。家族は男性より女性が多くなり、子供には不利な相で
ある。
沢火革(79~84.5°)―この場合、幼い子供が凶運に見舞われる恐れがある。家庭環境の悪影響で盗みを働くなど非行にはしる恐れもある。注意すべき病気は精神の病、眼の炎症、肺病、吐血、難産、婦人病など。財運や後継者も衰退し、家族の中の女性と両親や親族などの対立もありがちな相である。
天火同人(84.5~90°)―この場合、父は肺炎、次女は出産に要注意。又、長男の娘と子供も凶運に見舞われる恐れがある。注意すべき病気は肺炎、ゼンソク、眼病、心臓病、虚弱体質など。又、犯罪に巻き込まれる恐れもある。小さな子供は怪我に注意。
地沢臨(90~95.5°)―この場合、家は財運に恵まれ大きな利益を得る相である。子供は男女とも責任感が強く、親を尊敬して仲良く暮らす。ただし、母と娘が同じ部屋に住むと純陰となり、後継ぎの問題や、女性の力が強くなるため、家族の男性に凶がふりかかる恐れがある。又、この相は財運が徐々に落ちていく場合がある。
山沢損(95.5~101.5°)―この場合、家は幸運に恵まれ、財運も良く家門隆盛となる。陰陽正配であるので、社会的貢献もあり、名誉も得る。女性は家庭を良く守り、子宝にも恵まれる。子孫も地位を約束されており大吉の相。
普通、門は道路に対して平行に構える場合がほとんどですが、その向きによっては
この様にそれぞれ違った運勢が暗示されますので、大事に取り扱いたいと思います。
③座山による宅盤を使用する診断
例題の家の座山(玄関が向く方位と反対の方位)による宅盤は下記の様になります。
中宮(真中)には七赤金星が入っていて現在第九運の三元九運の気である九紫火星とは煞気の関係になり良くありません、このような場合は第九運(2024~2043年)の間は間取りの配置を動かすことは全て凶となります、動かす場合は2044年以降に行うようにします。
又、この診断では家の各方位にどのような気が位置しているかを診ます。
生気や旺気が位置した場所の開口部からは福が入ってくるとされていますが、この家の玄関が位置する東には生気が位置していますので、この家は玄関から福が入ってくる非常に良い家相になっています。
④飛星派宅運盤による吉星と凶星の位置する方位による診断
例題の家の建てられた時期を基準とした飛星派宅運盤は、下記の様になります。
見方は四角の中に記された左(健康運)右(財運)の小さい数字で診断します。
この家の東北(右に9がある)又は南(右に1がある)へ20mの範囲に河川・道路・グランドなどの開けた場所があれば財運に恵まれます。
又、北西(左に9がある)へ20mの範囲に高いビルやマンションがあった場合は健康運に恵まれます。
但し、中に9と7の組み合わせ(九七同宮の穿心殺)があるのは火災の危険を暗示していますので、③で説明した生気又は旺気の方位に瓢箪と水槽を置いて災厄を防ぎます。
⑤八宅派の宅掛と家の主人の本命掛との相性による診断
八宅派の宅掛には西四宅と東四宅があり、人々の本命掛にも西四命と東四命があり
ますが、この家の八宅派の宅掛は下記の様な掛となり、西四宅となります。
西四宅と相性が良いのは西四命になりますので、この家の主人が男性である場合は西四命である男性(二黒土星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星)との相性が良くなります。
又、主人が女性である場合は西四命である女性(一白水星・四緑木星・七赤金星・
八白土星・九紫火星)との相性が良くなります。
但し、、相性の良し悪しは家相の良し悪しを判断するものではありませんので、相性が良くなくても気にする必要はありません。
診断結果
この家の例では2023年までは家相に恵まれていなかったため、そこに住む方々の運気も家相の影響を受けて低迷し、物事がうまく運ばず悪いことが続いたであろうと想像されます。
但し、2024~2043年は大変良い家相に変わりますので、それまでとは打って変わって良い運気に恵まれ、物事が自然と良い方向へ進むことが予想されます。
更にこの家の玄関からは良い気(福)が入ってきますので、清潔に保つことで常に良い気(福)を迎え入れられるようになります。
又、この家の財方(旺気が位置する方位)が位置する東南の方位に水槽を置き、金魚を泳がせることによって財運のアップが期待できます。
※財運が上がるのは竜が財方にある綺麗な水の流れに立ち寄って、財運をもたらしてくれるからです、水を綺麗に保つ意味はそこにあります。
六十四掛けの暗示については、門の向きによって得られる暗示が変わってきますので注意が必要です、出来れば良い暗示が得られる向きにしましょう。
更に、注意点として④で説明した瓢箪を水槽のそばに置いて火災等の災厄を逃れるようにします。
以下、常識的な従来の家相の診かたについて補足します。
家相といいますと鬼門がよく取り上げられますが、どこの家でも鬼門にあたる場所はありますので、要はその場所は常に清潔にしておくことを心掛ければ良いと思います。
この例では、和室が鬼門の方位にあたります。
又、正中線・四遇線(間取り図に引かれた4本の線)の真上に便器・コンロの火口が当たることを嫌いますが、この例では当りません。
以上、家相には100%良く、しかも欠点のない家相はあり得ませんが、かなり良い家相になります。
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幸運が舞い込む風水家相と方位